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 7月14日 本校建築科 3 年生の皆さんが、課題研究の一環として、 1 年生のロッカーに間仕切りを設置してくれました。限られたスペースの中で、より快適に、そして機能的に使えるようにと、工夫を凝らしたデザインと丁寧な施工によって完成したその間仕切りは、まさに “ ものづくりの力 ” と “ 後輩を思う心 ” が詰まった素晴らしい作品です。 この取り組みによって、 1 年生はこれまで以上にロッカーを有効活用できるようになりました。日々の学校生活が少しでも快適になれば、 3 年生の皆さんの努力は何よりの贈り物です。 1 年生の皆さんには、ぜひこのロッカーの中に込められた先輩の思いを感じ取り、「ありがとう」という感謝の気持ちを忘れずにいてほしいと思います。 来年度には 2 年生分の間仕切りを、再来年度には 3 年生分の間仕切りを製作する予定です。こうして全ての学年のロッカーが整備されていくことになります。この活動が、建築科の課題研究として、あるいは本校の伝統として、次の世代へと引き継がれていくことを心から願っています。 学年を超えて、技術と思いやりがつながっていく姿に、工業高校ならではの教育の力を改めて実感しています。 3 年生の皆さん、立派な取組をありがとう。そして、後輩の皆さん、いつかその思いを、また次の世代へつなげていってください。
 6月30日 アーチェリー部男子の皆さん、東北大会準優勝おめでとうございます。また、 先週は芸術鑑賞会と体育祭と、大きな行事が続きました。生徒の皆さん、本当にお疲れさまでした。 芸術鑑賞会での図書委員長による謝辞の言葉、そして体育祭での生徒会長のあいさつには、学校を代表する立場として、自分の思いをしっかりと伝える力が感じられ、とても頼もしく思いました。 また、行事の準備や当日の運営を支えてくださった先生方にも心から感謝申し上げます。先生方のご指導とご協力があってこそ、生徒一人ひとりが力を発揮し、充実した学びの機会を得ることができました。 生徒の皆さんが、日ごろの「主体的で対話的で深い学び」の積み重ねの先に、さらに考え、行動する力を着実に身に付けていることを、改めて実感した 2 日間でした。
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  令和 7 年度宮城県高校総体 アーチェリー競技 応援記 6 月 7 日、私は令和 7 年度宮城県高校総体のアーチェリー競技の応援に行ってきました。  会場では、本校アーチェリー部の選手たちが日頃の練習の成果を存分に発揮していました。特に男子団体は、見事 4 年連続の優勝 という快挙を達成しました。さらに、個人戦においても本校の選手が 1 位、 2 位を独占 するという素晴らしい結果を残しました。 70 メートル先の 小さな的を狙い、正確に射抜くことの難しさを、間近で見て改めて肌で感じました。技術、集中力、そして精神力のすべてが揃って初めて、あの素晴らしい結果が生まれるのだと感動いたしました。今回の応援を通して、私は改めて明確な目標を持つこと、そして「いつまでに何を、どうすればできるようになるのか」を個人そしてチームで深く考え、努力を惜しまないことの重要性を強く感じました。彼らのひたむきな姿は、私たちに多くのことを教えてくれます。 3 年生男子アーチェリー部員へのエール 3 年生男子部員の皆さんの目標は、歴代の先輩方がなし得なかったインターハイでの予選突破だと聞いています。この目標達成のためには、残された時間をいかに大切に使い、質の高い練習を重ねるかが鍵となります。 最後に 本番で最高のパフォーマンスを発揮できるよう、心身ともに準備を整えてください。皆さんの健闘を心から祈っています。 8 日の午後はソフトテニスの応援に出かけてきます。
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  5 月 20 日           交通事故予防講演を通して   4 月に実施した交通安全教室の直後、生徒による交通違反や自転車に関連する事故が発生しました。特に後者の事案では、イヤホンを両耳に装着して自転車を運転していた本校生徒とみられる人物が、自転車の前輪に何らかの物が挟まり、そのはずみで歩行中の 4 歳のお子さまにぶつかってしまうという事故が起きました。お子さまは頭に怪我を負う事態となってしまいました。   さらに、その事故の直後、お子さまの保護者が「止まって」と呼びかけたにもかかわらず、その生徒は立ち止まらずにそのまま走り去ったとの報告も受けております。事故そのもの以上に、責任ある行動がとれなかったことは大変残念であり、重く受け止めております。  そうした経緯の中、被害に遭われたお子さまのお母さまから、「犯人捜しをするではなく、被害者の親としての思いを生徒たちに伝えたい」との申し出があり、昨日急遽、全校生徒を対象に交通事故予防講演を開催いたしました。   講演では、事故当時の状況や親としての心情、そして「無責任な行動は一生誰かを傷つけてしまうかもしれない」という現実を真摯に語っていただきました。中でも、「 AI と人間の違いは “ 心 ” があること。だからこそ他者の痛みを想像し、思いやりのある判断ができる」という言葉が印象に残ります。本校の生徒たちにとって、技術を学ぶ者として、人としての在り方を考える貴重な機会となりました。   講演後、生徒たちからは「今日からイヤホンやスマホをしながら自転車に乗るのはやめます」「ながらスマホの危険性がよくわかりました」などの反応があり、自主的に行動を変えようとする声が多く聞かれました。   今回の講演を拝聴し、交通安全とは、ただルールを守ることではなく、命と向き合い、他者を思いやる心を持つことだと私もあらためて気づきました。今後も生徒一人ひとりが主体的に安全を選び取れるよう、啓発と教育を継続してまいります。 保護者の皆様には、引き続きご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
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 5月15日(木)  新1年生の皆さん、ご入学から1ヶ月が経ちましたね。高校生活にはもう慣れましたか? まだ少し緊張している様子の生徒も見られますが、生活リズムに慣れるとともに、お互いに語り合い、励まし合えるかけがえのない友人を見つけてください。 さて今回は、新設された「情報科」の実習の様子をお伝えします。今日はブラインドタッチの習得に一生懸命に、そして楽しそうに取り組んでいました。 後半は、講師の先生をお招きして、画像編集ソフトのPhotoshopを使った基本的な操作を学んでいました。この中から、将来、日本を代表するようなグラフィックデザイナーが誕生するかもしれませんね。
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  5月8日(木)                                   天候が懸念された市立総体も、関係者のご尽力により、 5 月 2 日(金)に無事終了いたしました。ご支援・ご声援をいただきました保護者の皆様、関係各位に心より感謝申し上げます。 今回の市立総体は、 6 月に開催される高校総体、あるいは個人種目における地区大会突破に向けて、現在の実力を確認し、今後の課題を見つける貴重な機会となったことと思います。 また、連休中も多くの運動部が練習試合や遠征合宿を実施し、最後の調整に励む姿が見られました。日々の努力を積み重ね、各部活動が掲げる目標を達成できることを、心より願っております。 今後とも、「チーム仙台工業」として、ひたむきに挑戦する生徒たちへの温かいご支援をよろしくお願いいたします。
【令和 7 年度のスタートに寄せて】 令和 7 年度も、新たに全日制 199 名、定時制 17 名の新入生を迎え、仙台工業高校は新たな一歩を踏み出しました。 4 月も約 2 週間が経過し、新入生の皆さんも徐々に学校生活に慣れてきたように感じられます。   すでに多くの生徒が運動部に加入し、それぞれの目標に向かって努力を始めています。学びと部活動の両立を通して、文武両道の精神を大切にしながら、充実した高校生活を送ってほしいと願っています。   私は今、「チーム仙台工業」という言葉の意味を改めて実感しています。それは、生徒・教職員だけでなく、保護者の皆様、そして地域の多くの方々のお力を借りてこそ、実現できる学校の姿だと感じています。最近では、小学生や中学生の皆さんに「仙台工業高校に入りたい」と思ってもらえるような、魅力ある学校づくりこそが何より大切だと考えるようになりました。   本校の教育活動は、皆様からの温かいご理解とご支援によって支えられています。今後とも引き続き、仙台工業高校へのご協力をどうぞよろしくお願いいたします。         令和7年4月22日         仙台工業高等学校         校長 春日川 孝